物足りなさが購入をためらわせる
先日、任天堂がリリースした『Super Mario Run』。自分もダウンロードして遊んでみて、そして購入しました。
当初、購入には抵抗がありました。これは勝手に勘違いしていたせいですが、ポケモンGOみたいにゲーム全体は遊べるけど、何かのアイテム購入に課金が発生するのかと思っていました。でもステージ1-3まで遊べてキノピオラリーもできるのに、ステージ1-4以降はいきなり購入することを求められるわけです。「あっという間に終わってしまったのに購入しないといけないの?」とちょっと面食らってしまいました。
冷静に考えてみるとダウンロード直後は体験版なのですが、すぐに終わってしまう物足りなさが購入をためらわせる原因なのかなと思いました。チュートリアルで暗に体験版であることをユーザーに理解させ、このゲームの目的とするところをもっとアピールしたら良かったんじゃないかと思っています。
体験版でもやりこみ要素がある
さてこのゲーム、体験版だけでもなかなかおもしろいです。前述しましたが単純に画面をタッチしてゴールを目指すだけだとすぐに終わります。すぐに終わるから1-4以降が購入しないと遊べないことに不満が出ます。そして、この程度のゲームなのにお金かかるのか!となります。
自分も同じだったのですが、以下のブログを読んでいて体験版だけでも意外と面白いんだなと気付かされ、最終的には購入しました。
普通にクリアするだけならば、それこそ10分かそこらで1-1〜1-3まで完走できちゃうんじゃないかとも思います。でも、各ステージの「難易度」とも言える「コイン」を変更すると、途端に高難易度アクションになってびっくり。
ステージに配置されているピンク色のコイン。これを収集するだけでもおもしろいです。ピンク色が終わると次は紫色のコイン集めに変わります。紫が終わると黒色です。
1-1だけでも黒色までコンプリートするのはなかなか大変です。3ステージ分あるので、体験版だけでも十分にこのゲームの面白さを満喫できます。すでに飽きてしまった方、もしコイン集めをしていないならコイン集めをしてみてください。
購入には見合った価値がある
自分は購入をしたわけですが、全24ステージはボリュームがあります。そしてワールドクリアのたびにキノピオラリーのコースが増えます。コースが増えるとキノピオの色が増え、王国づくりのアイテムが増えます。キノピオラリーのコースが増えることは純粋に難度があがって楽しいです。
キノピオラリーがおもしろいと感じている方は、購入することをおすすめしたいですね。
購入までの導線が良かったら・・・
このゲームは、購入への導線がよくなかったのかもしれません。例えば以下の方法をとっていたら、評価もまた違っていたかも?
- 1-4までは最後まで遊べる
- ワールドごとに購入する手段を用意する
- コイン集めでコンプリートすると、どういう変化があるのか説明する
- 購入することで得られる利点を説明する(ワールドクリアでキノピオラリーのコースが増えるとか)
ゴーストトリックというゲームは、うまいやり方だなーと改めて感じました。第2章まで体験で遊べておおよそのストーリーが飲み込めたところで購入に踏み切らせるやり方です。自分はこの策に見事にハマった口です。ゲーム自体、期待を裏切らないできだったので、結果的に満足でした。
Super Mario Runをもっと遊びたい!と思わせる導線を用意するのが今後の課題かもしれないですね。