FINAL FANTASY XI 21周年と私

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21周年おめでとうございます🎉

お祭り

2002年5月16日、当時の記憶は薄れているが2ちゃんねるの実況板を見ながらリトライ祭りに参加した。

この日を迎える前には、PlayStation BB Unitが予約できないとか、サービス開始までに届いたとか届かないとか悲喜こもごもな祭りで盛り上がっていたことを覚えている。自分はたしかBIGLOBEYahoo!BBPlayStation BB Unitを予約し、ギリギリサービス開始前に届いて歓喜していた*1

リトライ祭りを乗り越えた先には、これまでのシリーズと一風変わった雰囲気のファイナルファンタジーが待っていた。

  • タイトルで流れるBGMが耳慣れたプレリュードではない
  • キャラクターの雰囲気がこれまでの作品と違う*2
  • 画面越しに見る世界が現実寄りでゲームらしくない

などなど、違和感を感じたことは覚えている。それでもやはり期待は高まっており、ワクワクしながらキャラクター作成をしたものだ。そしてご多分に漏れずバス出身金髪ヒュム♂F4ナイト実名系で始めたのだった*3*4*5

短い間だったけど楽しかった

ツェールン鉱山で迷ったり、ミッション攻略のためにパーティ組んでパルブロ鉱山に入山するも、エレベーター付近で大量のクゥダフに絡まれて大トレインが発生し阿鼻叫喚になったり*6バルクルム砂丘のコウモリに絡まれて死んだり、サポートジョブ取得クエストで必要な血染めの衣取得のために深夜までブブリム半島Bogyをパーティメンバーと狩り続けたりと、今でも当時の記憶が蘇るほどに楽しんでいた。

ただなかなかレベルが上がらない大変さ、思うようにミッションを進められないもどかしさなどがあったのと、実況板でたびたびクソゲー呼ばわりする投稿を見かけていたこともあってゲームに対するネガティブなイメージを持つようになっていた。いつしか自分も同じように『クソゲーだなこれ』と思うようになってからは、ネガティブ・キャンペーンの投稿を好んで閲覧するようになり、次第にゲームに対するモチベーションが下がっていった。

そしてサービス開始から1ヶ月ちょっとが経過したころ、ゼーガムの丘でソロレベル上げをしながらゲームをやめることを決意。蜂やゴブリンを眺めながらログアウト*7してヴァナ・ディールに別れを告げたのだった。7・2パッチが適用される前、システムのことなどほとんど理解していなかったが、ある意味で幸せな状態で離脱できたのかもしれない。

21年越しのM2-3クリア

時は流れてFF11のことなどすっかり頭から消え去っていたある日、仕事先で偶然、FF11について社内ポータルサイトに投稿されていた記事を見つけた。2007年ごろの出来ごと。投稿内容はバルクルム砂丘でのレベル上げパーティに関することだった。

懐かしいなー、また遊んでみようかなーなどと考えたが、一人暮らしだったので生活費から毎月1,400円ほどのゲーム料金を支払うのがためらわれ、そのときは諦めた*8

その1年後、家賃の安い賃貸へ引っ越したこともあり、FF11復帰の機運が高まったので6年ぶりに遊ぶことにした。ただ、キャラクターを削除していたことと、まだキャラクター復活サービスがなかったので新規作成して再開。いろいろ変わったんだなーと思いながらソロレベル上げ。そしてこれに限界を感じ、リンクシェルメンバーを募集していたLSに入れてもらったのだった。

復帰から少し経過したころにキャラクター復活サービスが始まり、倉庫キャラの必要性を感じた時期と重なったので、2002年5月16日のあのときに作成したキャラクターを復活させ倉庫キャラとしたのだった。

復活させたときは本当に感慨深かった。樹の下でひっそりログアウトしたんだなーとか、(ジョブレベルが黒13/サポ白8だったので)昔はサポ取りにレベル制限なかったんだよなーとか思い出していた。

そして今、倉庫キャラと化していた初代キャラクターのレベル上げと星唄ミッションを始めた。そこで気がついたのが、三国ミッションドラゴンミッションで止まっていたこと。これまた懐かしい思い出が蘇る。

初めて踏んだラテーヌ高原の大地、やっとの思いで到達したサンドリア、そしてドキドキしながら入ったゲルスバ野営陣。再開してみてわかったことは、Warchief Vatgit討伐までは至っていなかったということ。おそらく一緒に戦ってくれるメンバーを集めることができずに諦めたのだろう。改めて感慨深いものがあった。

そして先ほど、闇王ミッションを終えることができた。長い長い年月が経過した。あのころ一緒に冒険した人はいまごろ何をしているのだろう。思えば2008年に復帰したとき、フレンド登録していた方からメッセージが届いていることに気づいた。日付は辞めたあとの2002年7月。たしか3通ぐらい届いていた気がする。『また遊ぼう!』とか近況を尋ねる内容だとかそんな感じだったと思うが、当時は何も告げずに辞めたので申し訳ない気持ちになったものだった。

初期キャラクターのワールド

そういえば2002年5月16日に降り立ったワールドはどこだったのだろうと思い、FFXIAH.comを利用して推理してみることにした。

初期ワールドは以下の20ワールド。

なんとなくSirenだったような気がしたのだが、当時のキャラクター名で検索したところ2008年までの取引履歴が存在したので違ったようだ。ちなみに競売所2002年6月11日のバージョンアップで始まったそうなので、おそらく利用していない可能性が高いと判断。取引履歴の存在しないワールドが該当するだろうということで抽出したのが以下のワールド。

  • Bahamut
  • Shiva
  • Titan
  • Ramuh
  • Carbuncle
  • Fenrir
  • Sylph
  • Ifrit
  • Diabolos
  • Caitsith
  • Unicorn

さらにフレンド登録していた方のキャラクター名で検索し、自身の取引履歴の存在しないワールドかつフレンド登録していた方が在籍したワールドが該当ワールドだろうということで抽出した結果が以下のワールド。

  • Shiva
  • Titan
  • Carbuncle
  • Sylph
  • Diabolos

うーん・・・Diabolosではないと確信していて、もしかしたらShiva、Titanあたりだったのかもしれない*9。ちなみに現在Bahamutワールドで遊んでいるが、キャラクター復活したときに『既にその名前は使われています』と表示されて以前のキャラクター名が使えなかった。

昔と今

改めてほぼ初期状態のキャラクターを使ってミッションを進めているが、遊びやすくなったと感じる。やはり移動手段が多彩になった点が本当に良い。

Home Pointワープ、Survival Guideワープ、マウントのおかげで、ミッションやクエスト進行に必要な地点への移動が格段に便利になり、モンスターに絡まれる危険性や移動に時間がかかる面倒くささが減ったおかげでゲーム本編そのものに集中しやすくなった。

またバトルフィールド付近にHome Pointが設置されたおかげで、仮にBF戦攻略に失敗しても再挑戦しやすくなったのはとてもありがたい*10

いっとき、2010年6月22日のバージョンアップで「プロマシアの呪縛」エリアのレベル制限撤廃されたときは、これからプロマシアミッションを攻略する人は苦労しなくてずるい!などと思っていたものだが、今ではこの修正をありがたく思う。旬の過ぎたコンテンツは単なる通過点に過ぎないのだ。

今からFF11を始めようと思う人はほぼいないと思うが*11、これまで遊んだ経験のある人ならウェルカムバックキャンペーンを利用して楽になったヴァナ・ディールを体験してほしい。

最後に

いつか終わりを迎えるFF11。そのときもまたサービス開始のころを思い出すのだろう。そう考えると少しウルっとした。

*1:isaoこねー!とか見かけた気がする

*2:ゲームキャラクターぽくない

*3:金髪ヒューム男F4にしたことは、この数年後にキャラクター復活サービスでわかった

*4:自分は黒&自身のあだ名にした

*5:前作のティーダをイメージしていたので、金髪ヒューム男F4を選んだのだと思う

*6:死んだときの経験値ロストペナルティを受けたくないので、他のメンバーを見捨ててエレベーターに乗って逃げた

*7:キャラクター復活後にこの場所でログアウトしていたことがわかった

*8:家賃10万円超えていたので、生活費を支払えなくなることが怖かった

*9:歴代のファイナルファンタジーシリーズに登場していた召喚獣にちなんだワールドだったような

*10:闇王ミッションは失敗してもズヴァール城を最初からやり直しにならなくて助かった

*11:今ならファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアだと思うが、それでもサービス開始から10年が経とうとしているので古くなったよなあと思う