折れやすいと評判のソニー『STH40D』。
自分もバッグに入れていたら、重い荷物の負荷がかかったのかヒビが入り、接着剤で直そうとしていたら折れた。
そんな折れやすいけど決して安価ではなく、買い替えをためらってしまう『STH40D』を補修したので、詳細な手順はないけれど簡単に補修方法を共有したい。
必要なもの
ハンダゴテと収縮チューブ(口径4mm)があればよい。ハンダゴテは自作キーボードに必要な工具の紹介記事で紹介した白光『はんだこてセット 30W』。
収縮チューブはOHM『収縮チューブ 4.0K』口径4mmのもの。ドライヤーで収縮する点が気軽で良い。
補修方法と出来上がり
ダメもとで補修を試みたので、作業途中の写真がない。補修イメージのような写真を撮ったので参考にしてもらいたい。
まずハンダゴテをコテ台に乗せて温める。温まってきたかどうかの確認は、ハンダを少し溶かしてみるとよいと思う。
十分に温まってきたら作業開始。まずは折れたイヤホンを張り合わせた状態にする。このとき接着剤は使わない。そして接合部をハンダゴテの先端に近づけ、筋をなぞる感じで接着していく。下図はすでに接着済みなので片手でやっているが、接着前の初回は両手で抑えながらハンダゴテの先端部を使って接合部をくっつけていく。
そして接着が終わったあとのSTH40D。プラスチックを溶かして接着するので、結構がっちり固まる。ただし見た目は汚くなる。そこはしょうがない。
最後に収縮チューブをドライヤーで温めて完成。
いかがだろうか?ハンダゴテさえあれば補修は簡単にできる。買い換えるにしても高価だし、付属のケースが立派なので捨てるのをためらってしまうし、それならばいっそのこと補修してしまったほうが安上がりでいいと思う。