以前、こんな記事を書きました。
プラモデル入門者が購入した道具一覧と製作する上でわかったこと。 - Jupitris on Laboratory
その後、プラモデルは購入したものの、長らく放置していました。さすがに、いろいろ道具を購入したのに一回きりで使わなくなるのももったいないので、購入していた『1/24 グッドスマイル 初音ミク Z4 2014 SUPER GT Rd.8 もてぎ 最終戦』を作ることにします。せっかくなので、制作過程も少しだけ紹介して、自分と同じプラモデル入門者の方の手助けになればと思います。
さて、タイトルでも紹介していますが、今回製作するのはこいつだ!
1/24 グッドスマイル 初音ミク Z4 2014 SUPER GT Rd.8 もてぎ 最終戦
昨シーズン(2015年)から、グッドスマイルは『メルセデス・ベンツ SLS AMG GT3』*1になってしまい、Z4ではなくなってしまったけど。
パーツ切り出しと仮組み
この工程では、パーツを切り出して仮組みを行い、各パーツの目立つ箇所をキレイに整形しておくのはモチロンのこと、それ以外にも塗装前に事前に組んでもいい場所ダメな場所の確認、組んでみてさらに整形が必要な箇所の確認を行います。仮組みと言っても、説明書の全工程を使って完成品の状態にまでする必要はないです。各工程ごとに、仮組みが必要そうな点だけ実施します。
この工程で使用した道具類を紹介します。
- タミヤ モデラーズナイフ クラフトツール No.40 モデラーズ
- タミヤ カッティングマット(A3サイズ)
- タミヤ 薄刃ニッパー (ゲートカット用)
- タミヤ フィニッシングペーパー(細目セット) P400番×2枚、P600番×1枚、P1000番×2枚
- クレオス MC129 Mr.セメントS 流し込みタイプ
- マスキングテープ 6mm
以下、簡単に工程の説明をします。
- 説明書をざっと読む。必要な塗料も確認しておく。塗料だが、実車ではメッキ塗装、プラモデルの塗料指定でシルバーの場合は、ミラーフィニッシュでいいと思う。
- 説明書の最初の工程から進め、各工程ごとにパーツを切り出してまずは組んでみる。接合部は接着せずにマスキングテープを使って仮止めする。
- 仮組みしてみて判明した、パーツの接合部や目立つ箇所のバリはモデラーズナイフでそぎ落としたり、#600でペーパーがけする。目立たない部分は疲れるのでがんばらない。
- 目立つ箇所にパーティングライン*2がある場合は、これもまたモデラーズナイフでそぎ落としたり、#600でペーパーがけする。目立たなければ放置でよい。
- いきなり全工程を完走しようとはせず、足回りだけ、内装だけ、外装だけといったように、小分けに作業を進めたほうが疲れない*3。
- いったん、整形の終わったパーツは洗って干す。
- 仮組みした結果、事前に接着していてもその後の塗装に影響のでないパーツは、この段階で接着する。マスキングすれば塗り分けることが可能だとか、目立たないから雑に塗装しても大丈夫だとか。逆に、分解した状態でないと塗装が難しいパーツは接着しない。
- だいたいできたらこの工程は終了。接着剤のはみ出ている箇所はそぎ落としておこう。
モデラーズナイフでのそぎ落としについて、画像があったほうがわかりやすいかと思い写真に撮ってみました。こんな感じで刃をあてて、カンナで削るようにモデラーズナイフ全体を動かします。力をグッと入れてしまうとえぐれてしまうので、パーツにあてたらなでるような感じで。
ボディの表面処理とスジ彫り
この工程では、ボディ表面の凹凸をなくすためのペーパーがけ、ヒケやパーティングラインの処理を行います。ペーパーは#1000を使います。ボディは一番目立つ部分なので、(自分的に)納得するまで作業しましょう。またこの段階で、(必要であれば)スジ彫りを実施しておきます。
この工程で使用した道具類を紹介します。
- タミヤ モデラーズナイフ クラフトツール No.40 モデラーズ
- タミヤ カッティングマット(A3サイズ)
- タミヤ フィニッシングペーパー(細目セット) P400番×2枚、P600番×1枚、P1000番×2枚
- タミヤ 光硬化パテ
- クラフトツールシリーズ No.91 PカッターII 74091
以下、この工程で実施する作業です。
ボディ加工
グリルの部分が気に入らなかったので、ヤスリをつかってボディを少し加工しました。
この工程で使用した道具類を紹介します。
元はこういう状態です。グリルのパーツをボディにつけると、端の部分だけ塞がって見えて違和感あります。
そこで、ヤスリを使ってガリガリと余分な部分を削りました。加工後が以下の写真です。
削った部分はモデラーズナイフで多少均した程度で、ペーパーがけはしていないです。
以上でこの回はおしまいです。次回は、補修と下地塗装以降を記事にします。