2019年夏、FF11に復帰した。

6年ぶりのヴァナ・ディール

FF11に復帰した。6年ぶり。

2013年に『アドゥリンの魔境』が発売されて、追加ジョブだけは取ったけど、装備やレベルがしょぼくていろんなコンテンツに参加するのがためらわれ、一緒に遊ぶ人もいなかったのでヴァナ・ディールへの足も遠のきそのまま休止した。

復帰の決め手は『フェイス』システムだが、きっかけはAppleMusicでいつのまにか配信されていたFF11のサントラを聞いたこと。オリジナルエリア~アドゥリンエリアまですべて網羅されていて、聞き流していたら妙に懐かしくなった。

懐かしくなったついでに今のヴァナ・ディールはどういう状況なのかググってみたら、2019年版として情報発信しているブログがいくつかあり、読み進めると6年前よりも断然面白くなっていそうだった*1

そんなわけで、だんだんと興味が増してきて、ついに復帰となった次第だ。

遊ぶためのパソコン

休止前にも使っていた初代Surface Proがまだ動くのでこれを利用。

  • Windows10 Pro
  • 第 3 世代 Intel Core i5 プロセッサ 
  • 4 GB RAM

休止前と比べてカクつく頻度が多くなった気がする。ただ、パソコンを新調するまでもないのでこれで我慢。いまのところ、自分の遊び方*2では不自由はしていない。

キーボードは家に転がっていたHHKB Pro2無刻印墨。いまのところ、LSには誰もいないので会話することもないし、ログインと宝箱の鍵入力ぐらいしか利用用途がないので不自由はしていない。

コントローラーはXbox Oneのコントローラー。Bluetooth機能のついていないモデルだったので、USBでパソコンとつないで有線利用。ワイヤレスで楽しみたかったが、それだけのために新調するのはもったいないので我慢。有線でも不自由はしていない。

復帰後のプレイ

約12時間ほどだが、復帰してどういうことをしたのかざっと説明したい。やることについては、こちらのブログを参考にした。

ameblo.jp

カンパニエ

最後にログアウトした場所が『南サンドリア〔S〕』だったようなので、肩慣らしも兼ねてカンパニエ。操作方法を含めて、いろいろと忘れていた。

  • オートランの存在を忘れる(LBでオートラン)
  • マクロセットの切り替え方がわからない(LTかRT押しながら↑↓で切り替えられることを完全に失念)
  • アライドタグの発行を忘れる(そして戦闘不能になり経験値ロスト)
  • リージョン情報をマップから参照しようとする(リージョン情報メニューの存在を忘れる)
  • 古墳はインスニかけて移動するセオリーを忘れてスケルトン族、屍犬族に絡まれる(そして戦闘不能。リレイズで事なきを得る)
  • ヒーリングの存在を忘れる(そして屍犬族モンスターに近づき襲われる)
  • 過去世界への簡単な戻り方がわからない(リトレースの存在を忘れる)

復帰直後が『忍/踊』だったので、そのままカンパニエに参加してみたが、戦闘中にどういう忍術やアビリティを使っていたのかすっかり忘れていた。マクロセットを見つつ、戦闘回数を重ねてようやく操作方法を思い出した感じだ。

フェイス取得

カンパニエもほどほどにフェイス取得に励んだ。まずはバストゥークのClarion Starに話しかけてフェイス取得イベント開始。その後は、サンドリアウィンダスを巡ったり、エミネンス・レコードで取得したりと、結構なフェイスを取得できた。

  • バストゥークでナジ、アヤネ、フォルカー、アイアンイーターを取得
  • サンドリアでエグセニミル、クリルラ、トリオンを取得
  • ウィンダスでクピピ、アジドマルジド、スカリーZ、ナナー・ミーゴを取得
  • エミネンス・レコード基礎編でヴァレンラール、ミリ・アリアポー、テンゼン、アーデルハイト、ヨアヒムを取得
  • サンドリア〔S〕のNPC"Shixo"でノユリ、レオノアールを取得
  • エミネンス・レコード案内人でフェリアスコフィン、ギルガメッシュを取得
  • 星唄ミッションでライオンII、ザイドIIを取得

フェイスがいるだけで、これまでにソロでは困難だったことが楽になったと思う。カンパニエでうっかり『バックゴデック』に絡まれたときは

\(^o^)/オワタ

と思ったが、蝉、ドレインサンバ、ケアルワルツIIIを駆使しつつ、フェイスとタゲ回ししながらカンパニエ終了まで耐えきった。倒すまでには至らなかったが、ソロなら1分も持たずに轟沈するところを10分程度耐えていたと思う。これは素直に感動した。

他にフェイスがいてありがたかったのは、楽なのに絡んでくるモンスターの処理。ソロだと時間が取られて面倒だったが、フェイスと一緒だとあっという間に倒せてなおかつ経験値がもらえる。

備えあれば憂いなし。探索時においては常時、フェイスを呼び出しておくと急に絡まれても対処できるので気持ちが楽になる。

エミネンス・レコード攻略

フェイス取得を進めながらエミネンス・レコードをこなした。目標は条件を満たしていれば達成するものが多く、粛々と数をこなす。

最初、クエストメニューで目標を開いても何も表示されず、いったいどこから目標を設定すればいいのかわからなくて途方に暮れていた。単に、パソコンのスペック不足のせいなのか、目標を開いてもすぐに目標メニューが表示されないだけだった。

エミネンス・レコードのクエストも粛々とこなしているが、『錯綜メモリアル』クエストの『闇狩り』でエルディーム古墳へ入った際、奥へ進むと唐突にモンスターの強さが変わり、不用意に通過したため絡まれ無事に戦闘不能。見た目は同じ屍犬族やスケルトン族だが、入口付近は『練習以下』に対し、奥の方は『つよ』にレベルアップしている(※ メイン90~92程度)。

復帰したてでスペクトラルジグやインスニをかけてうろつくというセオリーを忘れたことで招いた事故だが、フェイスがいると安全に狩れて、なおかつスキル上げもできるので、今後は上手に活用したい。ちなみに戦闘不能になってホームポイントへ戻ったのに、なぜか経験値ロストしていなかったことが不思議で少しモヤッとしている。シグネットやモグタブレットの影響か?

星唄ミッション攻略

エミネンス・レコードの目標達成のためにマウラに入ったらいきなりミッションが始まった。ミッションの冒頭なのに、クリアに必要な『マンドラゴラの露』が競売価格15,000Gなのは痛い。『誰がために鈴は鳴った』まで進めたが、途中NMと2回戦闘をこなす必要があり、初回はフェイスと一緒に楽勝だったが、2回目はフェイスと一緒でも辛勝だった。ただ、フェイスを連れてソロ攻略できるのはありがたい。

レベル99かつ装備品が充実するまで、星唄ミッションは一時休止。

Survival Guide開通

エストやミッションなどで各地を移動しているときに発見したら開通、ぐらいの感じでこなした。マップで本の位置がアイコン表示されるので探しやすかった。そういえばホームポイントや禁断の口、案内人の位置がマップでアイコン表示されるようになっていて使いやすくなった。

年月が経過して遊びやすくなった?

サービス開始から17年。盛り上がりが最高潮だったころに比べればかなり下火になったFF11だが、ソロ活動メインで、レベル上げはもっぱらFoVかGoV、たまに運良くアビセア乱獲PTに参加、高位装備獲得コンテンツへの参加は夢のまた夢、メイジャンの試練は苦行といった感じのプレイスタイルだった自分にとって、フェイスという仕組みが遊びやすさを変えてくれたのは言うまでもない。

まずフェイスがいてくれてカンパニエがより楽しくなった。プレイヤーとパーティーを組んでカンパニエなんてありえなかったので、こうしてフェイスと一緒にカンパニエできるのは素敵だ。そしてアビセアコンテンツ参加に尻込みして、エンピリアン装束をあまり揃えられていなかったので、この機会にアビセアを攻略してみようという目標もできた。アドゥリンミッションはほぼ手つかずなので、装備が揃ったら挑戦してみようと思う。

実は多くのプレイヤーにとって、今が一番ゲームシステムとして熟成されて遊びやすいのかもしれない。何をするにも(それがコンテンツ参加への準備だったとしても)複数人プレイ前提のため、自分のようになんでもかんでも他人を巻き込むことにためらいを感じていたプレイヤーは多かったはずだ。それがフェイス導入のおかげで、ある程度の行動は他人を巻き込まなくても済むようになったのだ。これは精神的にも負担が軽くなって遊びやすさへつながったと思う。

システム面で地味に遊びやすさを補足したのが、効果時間の数値表示だと思う。シグネット効果時間、サンバの効果時間などが数値表示され、残り僅かになるとカウントダウンしてくれる。プレイヤーの感覚だよりだったのが、目に見えてわかるようになったのはすごい進歩だ。

プレイをやめてしまった人へ

自分はモチベーションを保てずに休止してしまった口だが、同じようなプレイヤーは多かったのではないかと思う。

  1. 高位装備が欲しい
  2. 高位装備取得にはコンテンツ参加必須
  3. コンテンツ参加にはある程度の装備品、レベル、スキルが必要
  4. 装備品確保とレベル上げに一人で勤しむ
  5. メイジャンと狩りが退屈で辛い
  6. カンパニエならまだソロでも経験値稼ぎやすい
  7. 発生の待ち時間が退屈
  8. だんだんカンパニエも飽きてくる
  9. カンパニエだけだと別途スキル上げが必要
  10. 延々とスキル上げするのが苦行になる
  11. これらの行動の合間に狩りや合成などで資金作り
  12. 狩りや合成もながながと続けると飽きてくる

このようなプレイでだんだんとヴァナ・ディールから足が遠のき休止することなった。アビセア乱獲でレベルやスキルがぐんぐんあがるうちは成長を感じられてとても楽しかったのだが、そうではないときのほうが断然多く、モチベーションを維持するのが大変だった。

今回復帰して思ったのは、フェイス取得やエミネンス・レコード、フェイスを使ってコンテンツ攻略ができるようになったことで、遊べる範囲がとても増えたと感じたことだ。以前は遊べなかったコンテンツも、今なら十分に楽しめるようになっているかもしれない。レベルキャップ75時代の憧れだった『裏』や『リンバス』、そして『ナイズル』も、今ならソロで探索するぐらいはできるかもしれない。あわよくば装備が取れるかもしれない。すでに上位装備があって不要かもしれないが。

まだ、たかだか12時間程度遊んだだけなので、新鮮に感じているだけかもしれない。でも、復帰して遊ぶ価値は十分にある。自分のように、ソロ活動が多かったプレイヤーは是非、もう一度ヴァナ・ディールに戻って遊んでみて欲しい。

 

*1:あくまでも自分のプレイスタイルと照らし合わせた上での感想

*2:ソロプレイ