電子ドラムのリアルさに驚くが・・・
電子ドラムが面白そうだなと思って調べ始めたことが興味を持つきっかけ。特にRolandはアプリ連動で奏法を学べる点が良さげだ。
百聞は一見にしかずということで、楽器店に足を運んで実物に触った。ドラムを叩いたことのないど素人、わからないなりにドラムスティックでスネアをバシバシ、シンバルをバシバシと叩く。ヘッドホン越しに伝わる音はリアルだ。素人が言うまでもなく、強弱まで再現している。
音源のない、素の状態だとどんな音がするのかと思ってヘッドホンを外してシンバルをバシバシ。当然のことだがカツカツとそっけない感じ、まるでおもちゃのドラムを叩いているようだ。
動画を見ながら妄想を膨らませていたが、実物を叩いて感じたおもちゃ感。これにウン十万円の大金を出すのは、とりあえず叩ければいいレベルの素人には分不相応と思い、電子ドラムの購入は見送ったのだった。
本物が欲しいけれど置き場所に困る
叩ければいい。叩ければいいのだが、見た目がリアルなものでないと購入欲を満たせない。お金を払うのは自分だし。とはいえガチなやつだと置き場所に困る。使い終わるたびに分解して片付けることなんて簡単にできないことは、さすがの素人でも容易に想像がつく。コンパクトさを売りにした省スペースなドラムセットはないのだろうか。
なんと存在していた!🎉
押入れにも収納できそうなサイズ感!🎉
ぶっちゃけ収納を考えると選択肢はこれしかない!🎉
総額10万円弱で揃えたドラムセット
素人がハマる罠、それはコンパクトトラベラーだけ購入しても意味がないということ。普通のドラムセットを目指すなら、コンパクトトラベラーの他に、最低限でも以下の機材が必要になる。
- シンバル類
- ペダル
- (当たり前だが)スティック
必要機材を調べていて驚いたのが、シンバル類とスタンドが別売りという点。それとハイハットが上下で別売りという点。なにこれ、沼に誘い込まれそうで怖い・・・。
そして最終的に購入した機材がこれだ。総額10万円程度。
- ドラムセット
- Pearl COMPACT TRAVELER(26,800円(税・送料込み))
- Pearl COMPACT TRAVELER アドオンキット(23,800円(税・送料込み))
- ドラムペダル
- Pearl P-930 LONGBOARD BASS DRUM PEDAL(9,780円(税・送料込み))
- シンバル
- SABIAN 14” B8X HATS(Top&Bottom)(17,400円(税・送料込み))
- ハードウェア
- ハイハットスタンド(Pearl H-930)(13,800円(税・送料込み))
- ストレートスタンド(Pearl C-930)(6,500円(税・送料込み))*1
- その他
- VIC FIRTH AMERICAN CLASSIC® 5A DRUMSTICKS(1,617円(税・送料込み))
未経験者もとい素人にコンパクトトラベラーはおすすめしないといった記事や動画を見たが、とりあえず叩ければいいのと、なによりも収納性は他の何ものにも代えがたい唯一無二のポイントなので気にしないことにした。
他の機材は値段を抑えつつ性能はそれなりに評判が良さそうなものを選択した。格安でもいいのかもしれないが、なんだか所有欲がわかないのと、すぐに壊れたらつまらないという観点で見送った。
下記はアフィリエイトリンクだ。
- Pearl パール ドラムセット コンパクトトラベラー PCTK-1810BG
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Pearl パール Compact Traveler コンパクトトラベラー専用タム アドオンキット PCTK-ADDKIT
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SABIAN B8X-14BHH & B8X-14THH B8X HI HATS ペア 14インチ ハイハットシンバルセット
Amazonで買うほうが安い場合もあれば、サウンドハウスやデジマート*2で買うほうが安い場合もあるので、もし機材購入を検討している場合は、それぞれの価格を比較して決めるといいだろう。
素人なりに設置を行ったあと。コンパクトトラベラーはたしかに小さいのだが、スタンドやハイハットが想像よりもデカくてビビる。そして楽器関係の機材ってやたらキラキラしているなと感じた。
設置して試打した感想。ハイハットを閉じて叩いたときの音が、よく耳にするようなシャッ!シャッ!という感じにならなくて難しさを感じた*3。スネアやフロアタムはチューニングしていないので、叩くとボワンボタンと和太鼓を叩いているようだった。
分からないなりに、せっかく購入したのだからがんばってみたい。
余談です
ドラム、率直な感想。
キリのない世界。そして素人が手を出しづらい世界。
一番の難点は、基本バラ売り*4。
ただ調べていくうちに、バラ売りのほうがドラム奏者にとって都合がいいのだろうと感じた。カメラでいうところの、撮影用途に合わせてレンズをいろいろ組み替える感じ。
あと電子ドラム。音源を変えて演奏できる点は楽しそうで良い。楽しそうで良いが値段がネック・・・。10万円以下の安いモデルもあったが、見た目がしょぼいのでなおさら、これに数万円を出すのももったいないなと思った。
ヤマハからこういう製品が出ているようなので、そのうち試してみたい。
先ほどカメラを引き合いに出したが、ドラムもカメラ・レンズと同様の沼があるなと思った。
まずバラ売り。組み合わせ無限大。カメラとレンズよりヤバい世界かもしれない。シンバルだけでも形状が多くあり、それでいて材質や硬さ、製造工程まで異なる。ハイハットが上下でバラ売りという事実を知ったときは愕然とした。
「おっ!ネットでおすすめされていたやつだ!」
「約25,000円か。ちょっと高いけど、選んで損しないはずだ。」
「※こちらはトップのみです」
「えっ?」
(ジルジャンNEW BEATを探していたときのこと)
写真は2枚1組で写っているので勘違いしがち。危うく上だけ買って、間抜けな姿を晒すところだった。
ペダル一つとってもモデルによって仕組みが異なり、ビーターと呼ばれる部分が組み合わせ自由だったり、上を見れば天井知らずな世界が広がっている。それはスタンドやスティックにおいても同様だ。
宇宙ヤバイではないけど、ドラムヤバい、マジヤバイ。