『ペダルの見張り番II』を付けたが取り外した話。
最近多い高齢者の交通事故*1。親が車を運転するため、せめてペダル踏み間違いによる事故だけは未然に防ごうと思い、オートバックスで販売されているペダルの見張り番を取り付けてもらうことにした。
費用については、工賃なども含めて総額43,200円。取り付け時間はおよそ2時間程度。
取り付けが終わり少々の説明を受けたあと、実家へ帰宅するために運転を始めたが、アクセルを「ちょん」*2と踏むだけでペダルの見張り番が効いてしまう。じんわりと、とても繊細にアクセルを踏んだ場合は、12～3km/hまで速度が上がったあと、またすぐにペダルの見張り番が効いてしまい、それ以上の加速ができなくなる。
山坂の多い土地柄のため、これでは坂を登るための加速ができない。そもそも交差点で停止した状態からの発進も満足にできないし、さすがにこれでは怖くて運転できず、いったん店舗に引き返して調整してもらう。
調整後に運転してみたが、相変わらず発進時にすぐに効いてしまい、細心の注意を払って動き出しても、少し加速しようとするとまたすぐに効いてしまう。このままでは帰路が怖いし*3、親に運転させられないと思ったので、返品・返金してもらうよう店舗に依頼した。
店舗では販売員の方に実際に運転してもらったり、機器を交換してもらったりした。販売員の方が改善する見込みがなさそうと判断したため、返品・返金に応じてもらえた。
ネットで同様の現象の方がいなかったか検索してみたところ、車種が同じで、同じ現象に見舞われている方がいた。
うちの親の車もミライース。車種適合では適合する型式だったけど、製造元が想定している挙動ができていないのかもしれない。車速10km/h未満で動作するらしいけど、10km/h以上でも簡単に動作してしまうのは不具合と思われるので、早急に原因究明と対策をお願いしたい。
ネット上の紹介記事やテレビ番組での紹介では、ペダルの見張り番が急激にアクセルを踏むと動作することだけは検証して紹介しているけど、実際に公道を走ったときのことは紹介していない。取り付けた車種、メーカーが想定しているスペックの車種、公道における一般的な走行においての性能について、きちんと触れておくべきだと感じた。
本製品の取り付けをご検討中の方、まずは製造元に本製品が想定している車種について問い合わせをしてから検討を進めたほうが良いだろう。
