Touch Bar非搭載の13インチモデルが家電量販店に1台だけ置いてあったので触ってきました。アップルストアも行ったのですが、こちらには置いていなかったです。
着目していた点はキーボードでしたが、Macbookと同じ薄いタイプのものです。すでにMacbookを所有している身としては、このタイプのキーボードから逃げたくて新製品の発表に期待していたのですががっかりです。
また外部ポートはThunderbolt3(USB-C使用可)が2つ*1で、これもMacbookと同様でがっかりです。Macbookに比べてポート数が増えているので多少は拡張性が高くなったのかもしれませんが、結局従来のUSB-Aの機器を使うためにディスプレイポート付きの変換アダプタなりサードパーティ製のハブなりを別途購入か、USB-Aを捨てすべてUSB-Cに乗り換えないといけません。
ちなみにMacbookを1年半使ってみた感想としては、外付けキーボード必須、USB-A変換アダプタ必須です*2。なおUSB機器を多く使う人は、アップルから発売されている変換アダプタだけではポートが足りません。自分は最大で外付けキーボード、有線LAN変換アダプタ、iPhoneの充電ケーブルをつなぐのですが、足りないので以前から使っているUSB2.0のハブを追加で挿しています。最初からUSB-Cのハブを購入すれば解決する方もいるでしょうが、外付けディスプレイを使っている方は変換アダプタとハブを買う必要があるでしょう。Macbook発売当初と同じように、また変換アダプタが品薄になりそうですね。
USBポートについて書いていて思いましたが、スマホをつなぎたい人はUSB-A変換アダプタを導入するか、差込口はUSB-Cの充電ケーブルを新たに購入する必要があるでしょう。外部ポート関連は悩みどころが多いと思います。
話が大幅にそれましたが引き続き使用した感想として、キーボードは打鍵感がなく机の上を打鍵しているような感覚です。また左手小指でシフトキーを押しながら他のキーを押すという操作をしたときに、シフトキーが反応してくれなくてストレスが溜まります。
ターミナルで作業することが多い人、Vim*3をよく使う人はこのキーボードが搭載された製品は避けたほうがいいです。
OSが最新版のSierraですが、現時点でキーマップ変換ツールで有名なKarabinerが使えません。ここはとっても重要です。自分はこれを忘れてSierraにアップデートしてしまい、今えらく苦労しています*4。他にSierraに対応できていないソフトウェアがあるかもしれないので要注意です。
実質、重量的に13インチのTouchBar非搭載モデルがMacbook Airなのかなと思いました。これなら現行のMacbook Airを買ったほうが不満は少ないかもしれません。Macbook Airを買い直すかわかりませんが、品薄にならないで欲しいところです。
自分はターミナルで作業することが多いので、親和性の高いMacを使用していますが、Windows10からBashが使えるようになりましたし、Windowsへ移行してしまうのも手かなと思っています。ただ、Macでしか確認できないフォントがあったりで完全に手放すことはできませんが。
新型Macbook Proに興味のある方は、普段の使い方と比較して慎重に決めるのがいいと思います。開発者の方はキーボードで不満がたまると思うので避けたほうがいいです。