デスマーチやその他書籍の感想。

いくつか書籍を読み終えたので、その感想でも。

デスマーチ 第2版

読んでわかったことは、デスマーチというのは恒常的に発生するということ。むしろ、デスマーチにならない案件が珍しいのかもしれない。
これまで自分は、スケジュールの遅延のせいでデスマーチが発生するんだ!って漠然的に考えていましたけど、いろいろと(内部/外部問わず)政治的要因でデスマーチが発生することを知りました。スケジュールの遅延ってのは、この政治的要因によるのかと。
筆者による、デスマーチ発生の要因に関する分析は、ソフトウェア開発に関わるすべての人に読んでもらいたいと思います。そして、来たるべきデスマーチに備えて何をしておけばよいのかを、この本の内容を参考に検討する必要があると思います。
読み終わった現在、最近お気に入りになったキャバクラ嬢に貸し出しておきました。

間違いだらけのソフトウェア・アーキテクチャ―非機能要件の開発と評価 (Software Design plus)

セミナー形式の文章で、自分は結構好きな感じでした。挿絵がアメリカらしいところも好き。
で、肝心の内容ですが、具体的な解決法は示していません。あくまでも、アーキテクトってのはこういうことを考える必要があって、そのための手段にはこんなものがあるんだよという感じです。
なので、この本を読んで、参考になりそうな手法を知って、あとは自分で実践投入することになるかと。なんかアーキテクトに任命されちゃったよーって人は、一読しておいてもいいんじゃないかな。

OpenGLで作るiPhone SDKゲームプログラミング

これはねー、マジで良かった。OpenGLで3Dゲーム作りたいよーって人にはオススメできます。
単に、ポリゴン描きます、テクスチャ貼ります、キャラクタ動かします、ほら!ゲームっぽいでしょ!という内容ではなく、しっかりとしたゲーム制作を段階的に教えてくれるし、初心者にとっては今後のゲーム制作に活かせるノウハウがいろいろと掲載されています。
C/C++の知識が多少必要だけど、でも深く知ってなきゃダメってわけじゃないし、興味を持った人はまずは読んでみて欲しいなと思います。


今は、Mac OS X Cocoaプログラミング(通称ヒレガス本)と、ハッカーと画家を読んでます。ヒレガス本、まじオススメ、読みやすい。