JSONIC + Slim3 + GAE/JでRESTサービスを構築する方法 Part1
JSONIC + Slim3 + Google App EngineでRESTサービスを作ることができたので、Eclipseを利用した環境構築手順でも紹介しようかなと。ちなみに、Slim3やGAE/Jが提供しているEclipseプラグインには頼らず、全部Mavenで管理する手法で*1。長くなりそうなので、記事をいくつかに分けて書こうと思います。
まずは簡単に、それぞれのアーキテクチャについて説明。
- JSONIC
- Java用のJSONエンコード/デコードライブラリ。今回は、JSONICが提供しているRESTサーブレットを利用する。
- Slim3
- Google App Engine/Javaのために作られたMVCフレームワーク。GAE/Jで使うことを目的*2としているため、非常に軽量なところがウリだそう*3。
- Google App Engine
- Google社が提供する、ウェブアプリケーション向けSDK。当初はPythonのみの提供だったが、2009年にJavaへの提供も開始。データベースは、BigTableというGoogle謹製のデータベースシステム。GAEのドキュメントを見ると、JDOやJPAを使ったアクセスを推奨しているが、今回はSlim3を使ってBigTableにアクセスする。
で、結局ダウンロードしてインストールしておくものは、
- JDK1.6
- Eclipse3.6(3.7でもいいかもね)
- Maven2.2.x系(または3.x系。自分のMacは3.0.3です)
- Google App Engine SDK1.6.0(最新は1.6.1だが、記事で使用するmaven-gae-plugin0.9.2の対応状況が1.6.0なので)
でいいと思います。あとは、Mavenを使って管理するため。
記事中で、さらにダウンロードが必要になったら、ここに追記したいと思います。
次回は、Eclipse用のMavenプロジェクトを作成して、JSONIC + Slim3 + GAE/Jを使えるように設定する方法を説明したいと思います。